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8881号機の日誌

アカハライモリを飼っていたりキャンプによく行く小6のブログです。 最近イモリがお亡くなりになりました。

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白雪の反撃  

 その日は、そろばん教室に向かっていた。昨夜降った雪が道に積もっていたので、何気なく雪をけりながら歩いていた。
だが、今にして思うと、その雪を蹴るという行為こそが、全ての災いの元凶だったのだ。(まあ全てといっても、一つなんだけど。)
その内に、蹴られたことに怒りを憶えたのか、道の雪が、我が靴の中に入ってきて、靴下までもをぐっちょぐちょにぬらしてしまった。大失敗である。
自分に被害が及んだこの時点で、「ああ、やめときゃよかった。」だとか、「早く乾かないかな~。」なんて愚にもつかないようなことを考えるのは、コレ人情というもの。だが、世の中そうは甘くない。いくらそんな事に思いを巡らせても、ちょっと前の自分は、ちょっと前の行動を、思いとどまってくれるわけでもなく、はたまた、靴下が、魔法の如く瞬時に乾いてくれるわけでもない。
といういきさつから、僕は、全身全霊でいわゆる「オーマイガー」なオーラを発しつつ、そろばん教室に向かった。
因みに言っておくと、冒頭で言った災いとは、ここで降りかかってきたのだ。(靴に雪が入ったのは、たしかにそうなんだけど、ちがいます。)
そろばん教室に着くなり僕は、不快感を生み出す靴下くんを、颯爽と脱ぎ、ジャンパーのポケットに入れた。そして、ぱぱっ、と机に向かいそろばんに励んだ。
そろばんの授業自体は、まあ、災いかどうかという基準で判断すると、何事も無く終わり、「いざ、帰らん!!」と意気込み、足早に帰ろうと支度をしている時に、災いは起きたのだ。
靴下をしまっておいたこともケロッと忘れた僕は、さっそうとミキハウスのド派手なジャンパー(黄、赤、青というカラーリング。)をさっそうと着て、さようならと言いかけたその瞬間、ポケットに何か入っていることに気づき、「ム?なんじゃこりゃあ。」と取り出してみると、靴下が出てきて、さっきしまっておいた事を思い出す。生憎その日は紐靴で、「裸足で履くのは気持ち悪ーい。」と思った僕は、近くにあったストーブにその湿った靴下を近づけて乾かすという原始的かつ単純な手段を取ることにした。
靴下を送風口に近づけて乾かしていると、靴下に含まれていた水分が熱で湯気となり僕の目に見えるようになった。ここで、日本屈指の短絡的ノーテンキ野郎喜一くん一号は、てっきり化繊で出来ている靴下の繊維が熱で「シュワッチャ!」と気体になってまったものと勘違いし、頭のなかがパニック状態に陥り、脳みそはカタカタポコポコと煮えたぎっていたのだが、そんな極限状態で日本屈指の短絡的ノーテンキ野郎喜一くん一号は、あろうことか「靴下のニオイをかごう!」という無謀な作戦を決行したのだ。
一日履いた上に適度に熱されて「ババンババンバンバン♪」なんてノボせてる靴下くんからは、この世のものとは思いたくないばかりか犬に嗅がせれば「キャイ~~ン… バタッ」なんてご臨終しちゃって、東京オリンピックそこのけに取り沙汰されて、しまいにゃあ不幸な犬を偲ぶ会みたいなものが年に何回も開催されちゃったりしちゃうようなとんでもないニオイがして、僕も「ギョエ~~」とか、「うぎゃあ~~」とか叫んで気を失ってしまいそうになったけど、そこは、クククとこらえて、必死で何事もなかったかのように装い帰路についたのだ。
 いや~、びっくりしたなあモウ。
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category: なんちゃって文学

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